小児科専門医を目指す方へ - 目次

小児科専門医を目指す方へ

研修プログラム

プログラム修了後のキャリアプラン

血液・腫瘍・免疫

グループの魅力

  1. 大学病院では入院症例が最も多く、こども病院血液腫瘍科との連携も強いため、グループの担当医として多様な症例を経験できます。
  2. 血液・腫瘍・免疫分野のみならず、重症疾患での合併症や全身管理を習得できます。
  3. 指導医が多く、気軽に相談しやすい環境にあります。
  4. 基礎研究レベルが高く、大学院や学位取得後の研究を科内・学内や連携施設で行う環境があります。

専門研修の概要

  1. 大学病院血液・腫瘍・免疫Gと宮城県立こども病院血液腫瘍科において(他施設・科での研修も相談に応じる)、3年(以上)の研修。
  2. 大学病院では固形腫瘍(脳腫瘍を含む)、血液疾患、原発性免疫不全症、難治性ウイルス感染症を、こども病院では血液疾患、血友病やITP症例を多く経験できます。
  3. 病棟では主治医グループの一員として、血液・腫瘍・免疫疾患を診療します。外来では同外来に陪席が可能です。
  4. 血液Gカンファレンス+抄読会(毎週)、POC(Pediatric Oncology Conference)(隔週)、こども病院合同カンファレンス(月1回)、院内の各種カンファレンス(月1回)に参加します。
  5. 当初のキャリア到達目標としては、日本小児血液・がん学会専門医制度研修プログラムの達成にあります。
  6. 大学院では、小児科あるいは関連基礎講座にて血液・腫瘍・免疫関連の基礎研究や新規疾患の研究を指導医のもとで行います。

研究内容や診療における取り組みなど

  1. 大学では多くの入院症例を経験することが可能であり、専門的診療の実際は勿論ですが、長期入院児へのトータルケアの提供、患者・家族とのコミュニケーション、多職種スタッフとの連携なども指導医とともに学ぶことが可能です。
  2. 診療と研究の両立を目標に掲げ、臨床から生じる問題点を基礎研究のテーマとして熟考し、患者に還元できる研究結果が提唱できるように常に取り組んでいます。
  3. 小児科内や関連する学内基礎講座での学位取得、学位取得後の研究継続が可能です。

主な学会

  • 日本血液学会
  • 日本小児血液・がん学会
  • 日本造血・免疫細胞療法学会
  • 日本免疫不全・自己炎症学会
  • 日本小児感染症学会
  • 米国血液学会
  • 欧州免疫不全症学会・アジア太平洋免疫不全症学会・米国臨床免疫学会

サブスペシャリティの専門医、認定医

  1. 日本小児科学会専門医取得後、日本血液学会専門医あるいは日本がん治療認定医機構認定医を取得します。
  2. その後、日本小児血液・がん学会専門医を取得し、これを当初のキャリア到達目標とします。
  3. 更に、日本造血・免疫細胞療法学会認定医取得が可能です。
  4. こども病院感染症科と連携して日本小児感染症学会認定医・専門医の取得が可能です。